・女童がかぐや姫よりも可愛かった。かぐや姫のそばにいる人の中で唯一の同年代(?)の少女で、だからこそかぐや姫の気持ちに寄り添える「他人」であり、かぐや姫の心を支えていて、でも子供だから幼くて…という姿が可愛かった。
・かぐや姫は見方によっては男を弄ぶ悪女みたいに思われるけれど、この作品での彼女は寧ろ男に振り回されている女性で、翁の思い込みによって山の生活から都へ半強制的に移され、願ってないのに多くの男から求婚され、諦めさせようと無理難題を言ってみたらそれに5人ともが応えようとしちゃって、挙げ句の果てに1人死んでしまうという…。加えてみかどにセクハラされてしまう。もうホント男である俺が言えたことじゃないけど、男って愚かだなぁ。「きっと〜に違いない」という思い込みで疑うことなく行動してしまう。その思い込みが間違ってるかもしれないのにそう疑うことすらなく突っ走ってしまう。まあ、社会的な風潮とかによって後押しされてる部分もあるし、男に限ったことでもないんだけど…。愚かだなぁ…。