2014年01月15日

永遠のゼロ

・戦争の恐ろしさを感じた。多くの人の命が一瞬にして失われる現象が繰り返し行われ、それが過去実際にあって、未来にあるかもしれないということに寒気を覚えた。特に敵への攻撃が成功したときや敵戦機を打ち落としたときの熱狂が見ていて気味が悪かった。忌むべき人の「死」にあんなにも熱狂してしまうことが空恐ろしかった。
・最後の宮部の特攻のシーンがドキドキした。VFXの迫力もすごかったけど、宮部の表情が牙むき出しという感じで格好良かった。
・最後の孫の上空を飛んですれ違いさまに敬礼するシーンはラストとしては良いんだけど、なんか違和感がすごくあった。「コレじゃない」感があった。なんというか突然歩道橋の真ん中で号泣し始めちゃったよ…という風にしか見れなかった。
・構成がユニークで話し手が変わるたびに宮部の人間像が変わって見えたのが面白かった。
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2014年01月08日

かぐや姫の物語

・絵本の絵がそのまま動きだしたような映像で、アニメの一つの理想像だなと感じた。『アニメ』というより『絵』が動いているという感じで、今まで観てきたことのないものだった。
・女童がかぐや姫よりも可愛かった。かぐや姫のそばにいる人の中で唯一の同年代(?)の少女で、だからこそかぐや姫の気持ちに寄り添える「他人」であり、かぐや姫の心を支えていて、でも子供だから幼くて…という姿が可愛かった。
・かぐや姫は見方によっては男を弄ぶ悪女みたいに思われるけれど、この作品での彼女は寧ろ男に振り回されている女性で、翁の思い込みによって山の生活から都へ半強制的に移され、願ってないのに多くの男から求婚され、諦めさせようと無理難題を言ってみたらそれに5人ともが応えようとしちゃって、挙げ句の果てに1人死んでしまうという…。加えてみかどにセクハラされてしまう。もうホント男である俺が言えたことじゃないけど、男って愚かだなぁ。「きっと〜に違いない」という思い込みで疑うことなく行動してしまう。その思い込みが間違ってるかもしれないのにそう疑うことすらなく突っ走ってしまう。まあ、社会的な風潮とかによって後押しされてる部分もあるし、男に限ったことでもないんだけど…。愚かだなぁ…。
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